アメリカ

狙ってるバスが違う!勝つためのビッグフィッシュを釣ったジョン・マーレーが優勝!バスマスターエリート第3戦

当サイトは広告を利用しています

数よりもビッグフィッシュ!

バスマスターエリート第3戦、13年ぶりの優勝を果したジョン・マーレイ選手。他の選手が軒並みウエイトを落としていく中で、3日目を10.6kg、4日目を11.3kgの驚異のビッグウエイトを釣って逆転優勝を飾りました。

今回もどんなルアーで釣ったのかなぁ?などが気になって色々調べてたのですが、今大会のある2つの動画を見た時、ルアーうんぬんよりもっと大事なことがあるな…と感じたので、その感じた事を書いてみたいと思います。

パラニュークとジョン・マーレーの動画

トレドベンド戦最終日の動画です。1つ目は5位に入賞したブランドン・パラニューク選手のシャローでの釣りです。

(動画はBassmaster.comのYouTubeチャンネルより)

めちゃくちゃ釣ってますよね。単日10本釣ってます。もちろん編集されているのですが、同じスポットからバスを釣りまくってるのを見ると、パターンにハマってるな!って思います。自分もこんな風に釣りまくりたい!と思って観てました。

そして次の動画が優勝したジョン・マーレー選手の釣りです。水深までは分かりませんが一段深い場所をクランクで釣っています。

単日6本(1匹は1lb3ozの小バス)と数は釣れないものの、コンディションの良いブリブリに太ったプリスポーンバスです。これを観た時、ふと田辺さんの言葉が頭をよぎりました…。

田辺哲男さんのエピソード


本棚の奥から久しぶりに引っ張り出しました。田辺さん著書「バス釣りビッグフィッシュパターン」。この中で田辺さんがアメリカで経験した出来事が書いてあるのですが、内容を引用させていただきます。

プラの2日目が終わったとき、ボートドックでラリー・ニクソンと会った。ラリーが「調子はどうだ?」と聞いてきたから、「昨日は3匹、今日は4匹かな」という話をすると、ラリーは、「俺はダメだよ、デカいけど1匹ずつだよ」と返してきた。ところがである、それが8ポンド、9ポンドという魚だったのだ。こんな話をされて、正直、仰天した。レベルが違いすぎる……。

中略

にごった湖でどうにかして魚を獲ろうとしていた俺に対して、同じにごった水の中でビッグフィッシュだけを狙って獲ろうとするレベルが存在していることを知ったのである。俺がやっているようなことでは、とうてい勝てない。探している魚が違う。この時点で負けているのだ。

「田辺哲男バス釣りビッグフィッシュパターン」P18より

※8ポンド=3.6Kg、9ポンド=4Kg

ただ釣るだけではなく、勝つためにはそれなりのビッグフィッシュを狙らわなければ勝てないぞという話ですね。

そして再度パラニューク選手とジョン・マーレー選手の釣りを比べで見ると、シャローでガンガン釣ってるパラニューク選手より、数は釣れないけど太い重量のあるプリスポーンバスを狙ったジョン・マーレー選手が勝つ釣りをしているな、と観ることができると思います。

最終日の上位陣のバス

上位陣が釣ってきたバスを見比べてみて下さい。
5位 ブランドン・パラニューク

4位 ケーシー・アシュリー

2位 ジェイソン・クリスティー

優勝 ジョン・マーレー

明らかにジョン・マーレーが釣ってきたバスのコンディションが違いますよね!今大会ではジョン・マーレー選手が狙ったバスが勝つためのビックフィッシュだったのではないでしょうか。

数字を見ても他の選手より飛びぬけていますね。

最後に・・・


バスフィッシングは何処にいるのかを探す面白さがあります。しかし、トッププロにもなると、ただ探すだけではなく、ビックフィッシュの中でも更にコンディションが良いバスを狙って釣りをしているのだなと感じます。

「大会で勝つためのバスフィッシング」そこには奥深いバスフィッシングがあります。私もバスを釣るだけで精一杯の時も多々ありますが、勝つためのビックフィッシュを狙った釣りをしていきたいなと感じるバスマスターエリート第3戦でした。


 
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

画像や動画はBassmaster.comからお借りしています。

シャロー道(今のところ)オールタイムベスト10ルアー!前のページ

ブレーデッドジグの動きをコントロールする。トレーラーワームの大きさや状況によってチューニングする方法次のページ

関連記事

  1. シーズナルパターン

    春の王道!?岬先端のカバーは手返し重視!

    バスが産卵を意識して、シャローに入って行くときに、必ず通って行く岬。そ…

  2. 大会

    シャローマン…琵琶湖で桜とともに散る…Pride50#1

    今年の春は季節外れの温暖な日々が続き、桜の開花も例年より15日程早く、…

  3. シーズナルパターン

    シーズナルパターン2 水温上昇がカギを握る!春のプリスポーンバス(3月後半)

    春はなぜシャローなのかシーズナルパターン1ではプリスポーニングの最…

  4. アメリカ

    スキート苦しむ!天候変化で問われるアジャスト力…2018 Bassmaster Elite at …

    2位に5lb差を付けこのまま逃げ切ると誰もが予測したスキート・リースの…

  5. アメリカ

    2017FLW開幕戦!深江さん5位の大活躍!DAY3の映像では巻いてます!

    レイクガンターズビルで開催されたFLW開幕戦!最終結果はなんと5位!素…

シャロー道/SNS

メニュー

2024 MLF/BPT スケジュール

2024 Bassmaster Elite スケジュール

非常識なメンテナンス・オイル

  1. ハードルアー

    ワイドウォブルとタイトウィグルとは?クランクベイトを語る上で必ず覚えておきたい用…
  2. タックル

    億を稼ぐロッド「TATULA ELITE 701MHRB-G」を1シーズン使って…
  3. mhgkhtf,gjt

    ハードルアー

    これがスピナーベイトだ!!大森さんから学んだスピナーベイトの出し所。
  4. アメリカ

    秘密のタックル画像。バスプロ達はどんな道具を使ってるのか?B.A.S.S. In…
  5. ハードルアー

    シャロー道(今のところ)オールタイムベスト10ルアー!
PAGE TOP