ケリー・ジョーダンが初日に82lb4oz(37.3kg)の驚きの重量で開幕したバスプロツアー第3戦。
今大会、私達を盛り上げてくれたのは大森貴洋選手でした! 準決勝では終了2分前に7lbのビッグフィッシュをキャッチし決勝の10名に滑り込み、その決勝では途中首位に立つことも!
今回は上位陣がどんな釣りをしていたかなどを見ていきたいと思います。
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優勝はポロズニック!
バスプロツアー第3戦がノースカロライナ州のラーリー近郊の3つのリザーバーで開催されました。
各グループ予選初日(Day1とDay2)がジョーダン湖。予選2日目(Day3とDay4)および準決勝(Day5)がフォールズ湖。決勝がシーロンハリス湖と、毎日バスを探す能力が試される試合日程でした。
今回の大会で優勝したのは、ジェイコブ・ポロズニック選手!バスマスターエリートでも優勝経験がありサイトフィッシングが得意な選手の一人です。
2位には2019バスマスタークラシックを沸かせたジェイコブ・ウィーラー選手!クラシックに続いて悔しい結果になりましたが、この試合を一番に盛り上げた選手ではないでしょうか。
3位には大森貴洋選手!一時は首位に立つなど優勝争いをしていましたが後一歩届かず…。ビッグフィッシュに恵まれなかったのが痛かったですよね。BPTのフォーマットは小バスでも数釣れば勝てそうなイメージもありますが、ビッグフィッシュも混ぜて釣っていかないと厳しい戦いになってしまう様です。
最終結果はこちら
見てて面白かった3名の釣り方
決勝ラウンドの残り1時間を観戦していたのですが、見ていて面白かったのが「同じような景色で釣っているにも関わらず、釣り方が全く違った所」でした。
スポーニングを意識したバスがシャローに入ってくる状況で、上位3名はワンドの中の葦際を釣っていました。その葦の新芽の生え方を見ても同じような感じなので、3名とも同じ行動を取るバスを狙っていたんじゃないかと想像しています。
大森さんは葦際をブレーデッドジグで流し、拾っていく釣り方。見ていて特に速く流す感じでもなくゆっくり丁寧にアプローチしている感じでした。
▼決勝ラウンドのハイライト動画ですが、大森さんが多く出てきます。
そして目を疑うような釣り方をしていたのがジェイコブ・ウィーラー。
スポーニングの時期にまさかのフロッグでバイトを得ていました。
そのウィーラーが使っていたのがスプロのポッパーフロッグ▼
決勝途中8lb5oz(3.8kg)のビッグフィッシュを釣った動画がこちら▼
このポッパーフロッグは私も使っていて、去年良い思いをしています▼
他の選手の苦戦ぶりをみて「状況的にそんな釣りが成立するの?」と思いました。なぜなら優勝したポロズニックはライトリグで魚を釣っていたからです。
サイトフィッシングが得意なポロズニックですが、サイトはできない状況だったらしく終始ブラインドでアシ際を釣っていました。
釣り方はセンコーのようなスティックワームのワッキーリグ。それをスピニングタックルで丁寧にアシ際に落とし、多くのバイトを得ていました。
3名の釣り方の違いから、バス釣りの奥深さを感じました。結果だけ見ればタフな状況にアジャストしたライトリグが正解という感じに見えますが、同じ湖でもフロッグのトップウォーターゲームと言うアグレッシブな釣り方でも釣れているのが、見ていて非常に面白かったです。
最後に・・・
バスプロツアーが始まって3戦目でまた新しい面白さを発見できた気がします。これもウェイトリセットや決勝は違う湖で開催というフォーマットを採用するBPTならではじゃないでしょうか。
次戦は来週4月9日~14日の予定です。今シーズン調子の良い大森さんと深江さんの活躍に期待しましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。