メガバスが本気になった…!
世界で活躍するルアーやロッドを作り続けている、日本を代表するフィッシングメーカー「Megabass」と世界トップクラスの実力と経験をもったアメリカのエリートプロ達が本気のコラボレーション!
誰もが認める類稀なる精巧技術をもったメガバスと、世界一の釣り師達が、世界のビッグトーナメントで勝つためのルアーを開発しています。
そんな世界一のコラボレーションで完成したルアーとは?いったいどのような物なのか…。
知ったキッカケ
バスマスターエリートのライブ中継を見ていた時、エドウィン・エバースが何やら見慣れないクランクを取り出し、投げ始めたのを見たのが始まりでした。
このルアーのことを全く知らなかった私はTwitterで何コレ?と呟いたら、「メガバスのSクランクだよ」と教えてもらい、大会中に投げてるのだから、さぞかし凄い物だろうと思い調べ始めました。
STW projectとは?
画像はメガバスのホームページよりお借りしています。
Sクランクを調べて行くうちに、全貌が明らかになりました。それは…
STWとは(Support To Win=勝利を支える)の頭文字をとった名前で、2013年から始動。釣れるルアー作りはもちろんのこと、強豪ひしめくアメリカのトーナメントで勝つためにルアーを作る…まさに本気で釣れる物を作る!そんなメガバスのプロジェクトがSTWのようです。
メガバスとUSAプロチームがタッグを組んで「勝利」を追い求めるプロジェクト。
そのルアーの開発者達がなんとも豪華!2016年バスマスタークラシック優勝者の「エドウィン・エバース」彼はB.A.S.S.戦11勝を誇り、誰もが認める世界のトップアングラー。
2015年バスマスターエリートで圧倒的な強さでAOYを獲得した「アーロン・マーテンス」B.A.S.S.戦8勝!抜群の安定感も備わっている世界のトップアングラー。
2006年バスマスタークラシック優勝者の「ルーク・クラウセン」など、世界のトップ・オブ・トップが、このルアー作りに携わっています。
1st stage S-CRANK 1.5 / 1.2
そのSTWプロジェクト第1段の完成ルアーが「Sクランク」です。名前がメガバスらしくないのは気のせいでしょうか…。このクランクの開発期間は2年と長い年月を経て完成されたクランクベイトで、その特徴は何と言っても奇妙な頭の形から生まれる、左右に大きくダートする泳ぎです。名前の通りSを描きながら泳いでくる、見たことのない泳ぎです。動画で確認してみて下さい。
千鳥アクションではなく、ウォブリングしながらのダート!凄いですよね。そして私も使ってみて思ったのが、「凄い浮力からの根掛かり回避能力の高さ」バルサウッドじゃないかと思うぐらいの浮力があり、そして物にぶつけた時の回避能力の高さは想像以上です。雑誌バサーにも回避能力が分かる文章がのってました。
背もたれと座面が網でできているアウトドアチェアを、自宅のプライベートプールに投げ込んで、それをかわせるかどうかのスイムテストをしていました。
Basser 2015年 07 月号 第81回「モノの舞台裏」S-クランクより
クランクベイトでの根掛かりは、大会中の大事な1匹をみすみす逃してしまうことになりかねないので、網をも避けるSクランクは本当に凄いと思います。マジで使い込んでみたいクランクです。
「S-CRANK」の、誕生秘話から、製品のこだわりなど「メガバス・エンジニアリング・チームBlog」で紹介されています。必見です!
MEGABASS Engineering Team Blog Vol.71
MEGABASS Engineering Team Blog Vol.82
MEGABASS Engineering Team Blog Vol.86
2nd stage DOG-X DIAMANTE
そしてSTWプロジェクト第2弾のルアーは「DOG-X Diamante」これはメガバスの初期時代からあるドッグXのトーナメント使用のペンシルベイトのようです。
初めて動きを見た時は、あの名作「ザラスプーク」を意識して作ったかな?と思いました。動かして見た時すぐに、「これは釣れるな…」と思えるような動きを見せ、これも使い込んでみたいルアーになりました。その動きを動画で確認してみて下さい。
Sクランクは過去にダートする動きをするクランクを知らないので、実際のパフォーマンスは未知の世界ですが、このドッグX・ディアマンテは、必ず持っていた方が良い釣れるペンシルベイトだと思います。ラトル入りとサイレントの2種類あります。私の好みはサイレントですが、状況に応じて使い分けするのがベストでしょうか。
最後に・・・
今までのメガバスの印象は、正直あまり良くないイメージでした。
私の地元の浜松市のルアーメーカーのメガバス。子供の頃から店にはメガバスルアーが多く並び、よく買って使っていました。しかし、何年かすると、色々使ってみたものの釣れない事が重なり、私の勝手なイメージで、釣れるルアーではなく売れるルアーを作っている…(見た目が芸術的すぎだから)と思ってしまった時からメガバスのルアーはほとんど使わなくなりました。
しかし、このプロジェクトを知った今、また使ってみたいなと思うようになりました。地元メーカーと言うだけで何か親近感が湧くメガバス。STWルアーを使い込んでみたら、またレポートしたいと思います!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。