普段の生活は苦労の連続?!
華やかなイメージのアメリカバスフィッシング。しかし、現実はトッププロでもそう甘くはない!?
私が経験してきた大森さんとの生活を、ほんの少しだけ振り返ってみました。
アメリカでのプロ生活
バサーを読んでいたら、1つの記事に目が止まりました。それは大森さんと雨貝さんのトークの内容。釣りの話ではなく、シーズン前のオフの日に何をやっていたかの話です。その一部を引用させていただきます。
新しいスポンサーの話はあったけど、結局契約には至らなかった。まぁ実はオフの2ヶ月半、何をやっていたかというとスポンサーとの話をずっと続けてた。Basser 2017年3月号 P113より。
詳しい内容はバサーを読んでいただきたいのですが、この話を読んだとき私はあの時(アメリカで大森さんと過ごした時)と変わらないなぁ…大変そうだなぁ…と色々とあの時の出来事を思い出しました。
仕事としての釣り
大森さんと過ごした時は2004年バスマスタークラシックを優勝した1年半後の2006年の冬でした。表面的なバスフィッシングしか見た事なかった私は、大森さんはクラシックを優勝したのだからスポンサー契約とかは、メーカーから勝手に頼みにくるんじゃないかと勝手な想像をしていました。
しかし現実はそうでもなかったようです。当時試合のための新船の準備をしている合間に「出かけるよ〜」と言って一緒に連れて行かれた場所が良くわからない店…。私は車で待ってたのですが、用事を済ませて戻ってきた大森さんが何やら袋から紙を取り出し確認していました。その紙とは…
「resume」
そう履歴書です。履歴書専門のお店に作ってもらったようです。助手席からそっと覗き込んで見ていたのですが、ちょっと私的に衝撃的でしたね。バスマスタークラシックを優勝した選手で、過去にもB.A.S.S.で優勝経験もあり波に乗ってる選手でさえ就活(スポンサー獲得活動)しているのかと…。
その他にもボートの準備から、タックルの準備やルアーのテスト、雑誌の取材などなど…その時に色々経験した私は楽しかったですが、正直ビビりましたね。華やかなトーナメントと違って結構孤独だなーと…。
(ココだけの話、大森さん釣り以外のことは結構色々グチグチ言いながら作業してましたよwでも!釣りの話になると楽しそうに喋ってるのが印象的でした(^^)。)
最後に・・・
バスマスタークラシックなどを見ていると、凄いなー!あの舞台で戦ってみたいなー!とあこがれます。実際私もそうでした。しかし、現実はそう甘くはないですね。実際に釣りだけで食べていくのはバスフィッシングの本場アメリカでも相当苦労すると思いますが、それでも夢に向かって突き進んでいく選手を私は応援したい気持ちでいっぱいです。
短い経験談でしたが少しはアメリカ事情伝わりましたでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
PS:ちょうどこの投稿を書き終えたタイミングでディープストリームのKenDさんが同じテーマで投稿されました。バスプロについて真剣に考えてくださってます。ぜひ読んでいただきたいです。