琵琶湖の南湖にある赤野井ワンド。そこにある真珠棚は、ハマれば5本で10㎏を余裕で超える程の爆発力を持っています。
赤野井の真珠棚だけに限らず、全国にはいろいろな場所に真珠棚はありますが、ただ闇雲にキャストを繰り返しても簡単には釣れないのが真珠棚です。釣り方を知ってる人と知らない人では、「ハッキリとした差」が出てくる釣りです。
しっかりと釣れる棚を見極める事が出来れば、驚くようなデカイバスが釣れる!そんな「真珠棚の攻略法」を紹介していきたいと思います。
※真珠棚の中へ投げるのはトラブルの原因になります。絶対に止めましょう。
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釣れる真珠棚の見分け方
真珠棚は一見同じ様な作りなので、どこでも釣れる様な感じがしますが、実際はどこでも釣れるわけではなく、バスが付きやすい場所があります。どんな棚が良いか見ていきましょう。
1、その時の季節で棚を選ぶ
季節によって、釣れる棚、釣れない棚が分かれます。
春はスポーニングを意識したバスが立ち寄るセカンダリーポイントになったり、場所によっては棚の中で産卵をします。ワンドの中の浅い1〜2mの水深にある棚が狙い目です。
夏は3〜4mにある水通しが良い棚が狙い目です。ひし藻が絡んでくる様な場所も狙い目ですね。
秋は春と同じ様な棚にデカイのが付きます。夏に全然ダメだった浅い水深の棚に突然入ってくるので、秋は必ずチェックしたいですね。
冬は北風をプロテクトして、水深がある様な棚を狙います。棚の棒にベッタリ寄り添ってるバスをスローに誘うか、メタルジグでのリアクションがオススメです。
2、角にはビックフィッシュが付く
四角形の真珠棚が多いですが、その中でも「角」はビックフィッシュが陣取る絶好のスポットです。距離をとって丁寧に探りましょう。
3、カケアガリに隣接している棚
見た目は何もない様な棚でもボトムには変化があったりします。カケアガリに棚があれば、バスの通り道になるので、待ち伏せしてみるのも良いでしょう。
4、崩れているところは要注意
こういう変化にはバスが着きやすいです。しかし誰でも見て分かるため少し違ったアプローチが必要だったりします。私がよくやるのが、1ozのテキサスのリアクションです。
5、中の物の位置で釣れる場所が決まる
これはあまり言いたくはなかったのですが(笑) 棚の中に何も無い場所よりも、真珠を養殖するための杭が近くにある所がバスの通り道になったりするので要注目です。外側の杭ばかりに目が言ってしまいがちですが、棚の中を見る事が棚の釣りでのシークレットです。
6、タニシなどの貝類がある棚を見つける
これもあまり言いたくはなかったのですが、貝類がいる場所はベイトも集まりやすく、一級の棚になります。発見したらデカバスいただきです!
まとめ
なかなか無いですが、2〜6が複合する様な場所を見つける事が出来たならば、そこには50㎝を超えるバスが陣取る超一級スポットになります。1日で何回も入り直す価値があるスポットです。
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ボートでの棚の攻め方
ボートでの釣りがメインになる真珠棚の釣りですが、ボートの操船ひとつで釣れる釣れないが出てくるので、細心の注意を払ってキャストをしていきましょう。
1、引き波で驚かさない様にする
棚から離れた場所でエンジンを切り、エレキでゆっくり近づきましょう。引き波を棚にぶつけるのはNGです。
2、流しながら釣りをする時は、近付いて棚と平行にボートを流す
初めての棚や、状況が分からない時は近づいて棚と平行にキャストしていきます。こうすれば魚探での情報(水深やベイトの有無など)も手っ取り早く分かるので早く棚の善し悪しが分かります。
3、釣れる場所が分かっていれば、出来るだけ遠くからキャストする
棚の角の様に一級の場所へはプレッシャーを掛けないようにするため、出来るだけロングキャストする事が基本です。
4、タイミングを合わせる
棚の釣りはタイミングを合わせるのが重要です。例えば風が吹き始めたタイミング。その時に一番良いであろうスポットで釣りをしている事が大事になってきます。
タックルはヘビーなもので巻かれないように
ある程度のヘビーなタックルが必要になってきます。フッキングするとバスは棚の中に逃げようとする事が多く、巻かれてしまう事が多いです。なのでラインは16ポンド以上で、ロッドもミディアムヘビー以上が必要です。
ルアーはスピーディーに探るのであれば、クランクベイトやスピナーベイト。ロッドは7フィート以上あると棚の際へのリトリーブがしやすくなります。
一級スポットにはヘビーベイトフィネスやヘビーダウンショットがオススメです。食ったら思いっきりフッキングして棚からバスを離す事がこの釣りで大事になってきます。
最後に…
真珠棚と言ったら西の湖!その中の15番棚のGPSで釣れた場所をマーキングした画像です。棚をグルグルと回りながら釣れた場所をマーキングしたのですが、釣れる場所は大体同じ場所で、ここ15番棚ではほぼ角だけです。(Spbはスピナーベイト、Hdはヘビーダウンショット、bigが付いてるのは50アップが釣れた場所です。)釣れた場所には何らかの変化があったりするものです。なぜここで釣れたかを観察してみると新たな発見があるかもしれません。
いかがでしたでしょうか?棚での釣りは色々な攻め方もできて楽しいですよ!ぜひ自分だけの秘密の真珠棚を見つけて、こそっとビックフィッシュを釣っっちゃってください!
最後まで読んでいただきありがとうございます。