バスと言う魚は基本的に障害物に付きやすく、物陰に隠れて獲物を狙っているバスが大半を占めていますが、日頃のプレッシャーや悪天候などでタフな状況になり、口を使い辛い状況になった時、普通の釣りでは釣りにくくなってしまいます。
そんなタフな状況で出番となるのがライトリグなのですが、先に言った通りストラクチャーに着く習性のあるバス。そのストラクチャーに着いているバスをライトリグで釣るには、しっかりしたリグとタックルも重要になってきます。
そこでオススメしたいライトリグに「スキップ・イン・ザ・シェード」と言うジグヘッドを使った釣り方があるので、今回はジグヘッドのパワーフィネスを紹介したいと思います。
スキップ・イン・ザ・シェードのスペック
・重さは1/32oz.(0.9g)、1/16oz.(1.8g)、3/32oz.(2.7g)、1/8oz.(3.5g)、3/16oz.(5.3g)、1/4oz.(7g)の6種類で、フックサイズとの使い分けによって色々なアプローチができます。
・フックサイズは#2, #1, #1/0, #2/0, #3/0の5種類があり、重さによって有るサイズと無いサイズがあります。
・ベント部分(フックの湾曲部分)は強度が上がる平打ち加工してあるので、細い割には強いです。
・価格は#3/0だけ4個入りで450円、その他のフックサイズは5個入りで各400円とリーズナブル!
・スキップインザシェードのサイトはこちら→“SKIP IN THE SHADE”
スキップ・イン・ザ・シェードの使い方
このジグヘッドの特長は、写真の上のようにワームをオフセットでセッティングできることです。根掛かりしそうな障害物周りなんかでも、フックポイントを隠すことによって攻めることができます。もちろん下のようにノーマルセッティングをする事もでき、絶妙な大きさのストッパーでワームのズレも防げます。
縦ストラクチャーでの出番が多い
バスが障害物に着いているが、プレッシャーだったりタフな状況下なのか食わない…そんな時にこのジグヘッドのオフセットセッティングが力を発揮します。
ブッシュなど絡まれてラインが切られてしまう様な所は無理がありますが、橋脚や水門や取水塔などのいわゆる「縦ストラクチャー」狙いに最適なライトリグだと思います。
他にもウィードエリアなどでジグヘッドをやる時も出番があり、ノーマルセッティングだとウィードに絡まりすぎちゃうなと思う時は、オフセットセッティングにする事により、よりタイトにウィードを攻める事ができるようになったりします。
オフセット時のワームの付け方
初めに、ワームの頭をチョン掛けします。浅くかけ過ぎるとストッパーを通す時に裂けてしまうので、ある程度内側を通します。
ストッパーを通ったら、写真の様にフックを当ててみて、刺す位置を確認します。
フックを刺したら赤印の様に、1度ワームを貫通させて、針を出します。
針を出したら、またフックポイントを隠す様にワームの中にフックを戻して完成です。1度ワームを貫通させることによって、フッキングした時にフックが出やすくなり、フッキング率アップに繋がります。
最低限、揃えておきたいウエイトとフックサイズ
ジグヘッドを使う時に、最低限持っておきたいサイズ達です。ウエイトは1/16oz, 3/32oz, 1/8ozの3種類で各重さにたいして、フックを#1,#1/0の2種類、計6種類あれば、3in〜4inぐらいのワームならほぼ対応できると思います。
障害物を狙う時は、パワーのあるロッドと太めのフロロラインで
参考に私が使っているロッドです。
・ロッド:ROAD RUNNER 630MLS SOFT JERK BAITS & SMALL HARD BAITS
・リール:ステラ[STELLA]2500〜3000番
・ライン:FCスナイパー 8lb
パワーフィネス用であるロードランナー630MLSは、1/8ozのジグヘッドでもしっかりキャストでき、カバー撃ちに最適なロッドです。リールは2500番でも問題ないけれど、糸よれやパワーを考えると3000番の方がオススメです。ラインは根ズレに強いフロロカーボンの8lbクラスのラインがカバー撃ちには必須です。PEラインを使いたい場合はフロロのリーダーを30〜60㎝ぐらい付けますが、私はリグるのが面倒と感じてしまうタイプなので、フロロを巻きます。
オススメのワームは…
ワームの選び方としては、ワームに強度があり細身のボディのストレートタイプを選ぶ事がで扱いやすいく、使い勝手がいいと思います。
私が主にカバーで使っているワームはZBCのフィネスワーム(4 1/2in)やゲーリーのカットテール5inです。ワーム自体の強度があるフィネスワームは特にオススメで、カバーからオープンウォーターまで幅広く活躍してくれます。
最後に…
誰もがテキサスリグや、ラバージグで釣りをする所を、あえてライトリグを入れる事によって、簡単に口を使わないタフなバスをも口を使わせてしまうパワーフィネス。ベイトフィネスではキャストが難しいシェードの奥やオーバーハングなど、ありとあらゆるストラクチャーに、この「スキップ・イン・ザ・シェード」を使ったライトリグを使用してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。