ジカリグ・ゼロダン。私はヘビーカバーでの強度が心配で、大会など1匹が貴重な場面では使っていませんでした。
大会以外では、デコイのオープンスイベルを使って問題ない事を確認していましたし、普通にハードルアーで使っているスプリットリングでも問題かったのですが…藻に絡まれグイグイ無理やり引っ張ったときに、オープンスイベルが開いてしまわないか…スプリットリングが伸びてしまわないか…と不安がどうしても拭えなかったのです。
その不安を取り除くべく考えた、最強の強度を持ったジカリグを自分なりに考えました。そして強度の実験もしてみました。結果はどうなったでしょうか…?
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オープンスイベルLサイズを実験
日頃使っているdecoyのオープンスイベルLサイズ。それをキロフックハイパー2/0、ラインはサンラインのBASS SUPER PE-LINE 56lbでフッキングパワー以上の力で引っ張ってみました。理想はラインが切れる事。56lbより強ければ誰もが安心して使えるハズです。理想が高すぎか…?
まぁPE56lbですから、そう簡単には切れないでしょう。800Kg持ち上げられるフォークリフトで引っ張りあげました(笑)その結果は?
オープンアイが開きましたね。私の理想はやはり56lbラインが切れる強度が安心かなぁと。キロフックも思ったより伸びなかったですし…オープンスイベル はとても便利なので、強度がそこまで必要ない、ジカリグ以外の使い方で使おうかなぁと思います。
無駄に強すぎて安心w
そこで私が考えたのが、デコイの「GP Ring」とCultivaの「Ultra Wire」を使ったジカリグです。スイベルが無くても、糸ヨレが気にならなかったので、強度最優先です。
ラインを結ぶリングは、普通のスプリットリングを使うと、段差に挟まってラインブレイクの恐れがあるので、ソリッドタイプ。なおかつ、くぼみがあって、結び目がスプリットリングと無駄に干渉しない「GPリング」を使います。強度400lb!(約180kg)申し分無い強度!
そして、圧倒的強度!と書いてある「ウルトラワイヤー」です。注目は丸印。小さいリングである♯3でも、シングルワイヤーの部分の強度が75lb!(約33Kg) ♯4なら90lb!(約40Kg)の強度があります。なぜシングルワイヤーの場所かと言うと、リングが動くジカリグの場合、ほぼフックのアイが、シングルの場所に入ってしまうからです。
こちらもオープンスイベルの時と同じ条件で、フォークリフトで引っ張ってみました!どうなったかと言うと…
56lbのPEラインが切れました!なおかつ、強度があるキロフックハイパーも、今まで見た事ないぐらい伸びました。肝心なリングはと言うと、ビクともしていませんでしたね。これぞ求めていた強度!と言うか、強すぎでここまで必要か?と思えてしまうぐらい強いです(笑)
難点が発覚!
しかし!最強を求めて考えたのですが、難点が発覚してしまいました…。それは、リングが強すぎで硬く、指では開かないし、スプリットリング専用のペンチを使って開いても、通すのが大変だという事です。なので写真のように、もう片方もペンチで握って通さないと通すのが大変です。ペンチ一本で簡単にフック交換ができないのが(やろうと思えばできますが…)100点満点のジカリグでは無いですが…。強いです!
最後に…
強度最優先で考えた最強のジカリグ。特に琵琶湖ではスーパービックが、カナダもドームの奥の奥に潜んでいます。とんでもないスーパービックバスが掛かっても、強引なやりとりができるこのジカリグ・ゼロダンを、試してみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。