大会の朝は、釣れてくれよーと願いながらスタートの順番を待っています。普段の釣りでは味わえない緊張や不安な気持ち、期待の気持ちを胸に湖に繰り出し、キャストを繰り返します。
今回は大会中に自分は何を考えながら、どのように釣りをしているか、色々な経験のもとに、すこし書いてみたいと思います。
1、朝は、自分のスタイルと違う人とは話さない。
シャローをよく釣りする私は、ディープを得意としている人やライトリグが得意な人とはスタート前は話さないようにしています。同じスタイルの人からの話はプラスにできますが、それ以外の釣り方の人が「OOのディープは良く釣れた」などと言われると迷いが生じてしまいます。釣りが終わった後に、色々と楽しく話をしましょう。
2、とにかく「リミットがそろえばいい」と思うこと。
100匹釣ったって、小さいバスだったら勝てませんよね。7時間の競技時間で、5匹リミットだったら、約1時間半に1匹釣れればいいんだな。と思うことができます。そう思えれば気分的にも、リラックスして挑めるからです。
もうひとつ、私の場合ですが、ある程度のサイズでリミットをそろえてから。。。なんて考えません!要するにキーパーをそろえてから、ビックフィッシュ捕りに行く!ってことは考えず。はじめから全力でビックフィッシュを釣る!って気持ちで釣りします。実際、誰もが狙っている年間チャンピオンは、全戦勝つ気持ちでいかないと取れませんよ!
3、とにかく自分の釣りを信じて、やり通す。
これは、アメリカで活躍されてる大森貴洋さんから直接聞いたお話なんですが、とにかく自分の釣りを信じて、キャストし続ける事が大事と教わりました。道具もいつも使ってて信頼がある物、ルアーも自分が使ってて良く釣れるものを選ぶことが大事だそうです。
大森さんは今でも昔からの感覚を大切にしてて、今でもテキサスリグのシンカーは鉛をつかってるんですよ。
4、栄養補給にバナナ。
バナナは栄養バランスがとても良く、素早くエネルギーに変わり、かつ長続きするので、大会中の栄養補給にもってこいの食べ物です。
人間、エネルギーがなければ、良い考えも生まれませんし、ネガティブになってしまいます。必ず持っていたい食べ物です。
あのケビン・バン・ダムもバナナを食べながら試合に出ていますよ。
5、疲れた時はお昼寝。
これは自分だけに当てはまるのかもしれませんが、疲れてしまって体がだるく感じる時や、釣れなくて頭の中が真っ白になってしまった時に私は寝ます。もちろん長くは寝ませんよ。10分ぐらい。そうすると、頭がスッキリして、また冷静に考えれて、良い結果に結びつくことがあります。
確かに大会中の限られた時間の中の、釣りをしない10分はもったいない時間だと思いますが、私は必要な無駄だと思い、思い切って昼寝しちゃいます。(気持ち良すぎて寝すぎないようにしてくださいね・・・)
6、楽しむ。
これが一番大事と言っても過言ではありません。大会と言ったって、実際はとある日の1日の釣行です。釣れなくても、相手は自然。釣れない日もあるさぁ。ぐらいのリラックスした気持ちで、釣りを楽しめれば自然と結果も付いてくるんじゃないかなぁ、と思います。
最後に…
ちょっとはためになる事がありましたか?
やはりどのスポーツでもそうですが、体の健康とメンタルが、競技の結果に大きく関わってくると思います。日頃から健康や睡眠に気をつけて生活し、大会の時に一番良い体調、精神状態で挑めれば、すばらしい結果がでるんじゃないかと思います。大会でいい結果をだすためにも、今回書いた事を、皆さんも実践してみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。