春は1年の中でも、ビックフィッシュを狙って釣ることができる数少ないチャンスです。春を感じシャローに上がってきたバスが、いったいどんな動きをするのか?
前回に引き続き、「バスマスター」のコーナーのひとつで、バスに発信器を装着し、バスの行動を追跡する「バス・スポッター」。春のマウンテン・リザーバー「Lake Amistad」のバスがどう動くのかを見ていきましょう。
スポンサーリンク
あまり移動しないバス
[2006年3月5日、気温22℃ 水温17℃]
今回、発信器を着けられたバスは、緑色の印の「Pancho」と名付けられた、3150gのビックバスと、赤印の「Lefty」と名付けられた1350gのバスです。発信器を着けられて2週間たったこの日まで、この2匹のバスはスポーニングに最適な大きなクリークの、ポケット内側周辺をウロウロするだけで、大きな移動はありませんでした。スポーニングに最適な場所を探しているのか、それとも産卵をしているのか?
アウトサイドに少し移動
[3月8日 気温21℃ 水温17℃]
気温も水温もあまり変化がありませんが、PanchoとLeftyが少し移動し始めました。Panchoは岬の先端にあるブッシュの陰へ、Leftyは最初の場所から上流の方へ移動しました。Panchoの行動はパターンフィッシングで言う、「セカンダリーポイント」に下がった感じです。
徐々に浅いエリアへ
[3月9日、気温18℃ 水温18℃]
次の日、Panchoはゆっくりではありますが、再び浅いブッシュへ移動していきます。Leftyはと言うと、上流に向かったけどすぐに引き返し、Panchoがいた岬のブッシュに身を潜めました。セカンダリーポイントはシャローに上がって行く為の「道」になっていると言うことでしょうか。
ゆっくりではあるが更にシャローへ
[3月11日、気温18℃ 水温18℃]
Leftyは2日たっても岬のブッシュから移動はせずに留まっていました。そのころPanchoは更に岸際のシャローの茂みに入っていきました。やはりスポーニングを意識しているのか、浅いエリアに入って行く様子でした。
最後に…
このまま更に追跡してほしい!と言う気持ちなのですが、番組はここで終わってしまいました。実際の動きを見てみると、バスは何回かに分けて産卵をすると言われているように、スポーニングの時期はシャローとミドルレンジを行ったり来たりしているようです。そして注目は障害物の存在です。今回の湖はブッシュでしたが、何かの障害物を通りながらシャローにゆっくりと向かっていくようです。春のスポーニングを意識した、実際のバスの行動は参考になったでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
画像はESPNからお借りしています。