クランクベイトというルアー釣りのジャンルには、さまざまな用語がありますが、その中でも「ワイドウォブル」と「タイトウィグル」という言葉はよく聞くものです。しかし、これらの言葉の意味や違いを正確に理解している人は少ないのではないでしょうか。
今回は、クランクベイトの用語について詳しく解説します。クランクベイトの選び方や使い方に自信のある人も、この記事を読んでクランクベイトの知識を深めてみましょう。
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ワイドウォブルとタイトウィグル
「ワイドウォブル」とは、クランクベイトを一定に同じスピードで引いたとき、手元に伝わってくる振動が「ブンッブンッブンッ…」と遅いもの言います。
ウォブル(wobble)という単語には「大振りなゆれ」と言う意味がありますが、「ウォブル」だけだと間違えてしまう人が多く、分かりやすくするために「ワイド」と言う形容詞を付け、「ワイドウォブル」と言うようになったと言われています。
「タイトウィグル」とは、手元に伝わってくる振動が「ブブブブブブ…」と早いものを言います。
ウィグル(wiggle)のほうは「小刻みなゆれ」と言う意味があり、同様に分かりやすくするため「タイト」を付けて「タイトウィグル」と言うようになったと言われています。
なので、「ワイドウォブル」が正確な表現方法であっても、「タイトウォブル」という表現は間違えであり、同様に「ワイドウィグル」というのも間違いです。
では、実際どのルアーがワイドウォブルで、どのルアーがタイトウィグルか例をあげて見ていきましょう。
水中動画
ワイドウォブルのクランクベイト
ラッキークラフト 「LC RTO1.5」
タイトウィグルのクランクベイト
エバーグリーン 「ワイルドハンチ」
良い(釣れる)クランクベイトとは
良いクランクベイト(釣れる)とは、ウォブリング、ウィグリングに関係なく、ゆっくり巻いても手元にまでしっかり振動が伝わるぐらい、しっかり泳ぐことです。スローリトリーブを行った際に手元に振動が乏しいクランクベイトは、クランクベイトとして機能していないルアーになります。
スローに巻いても振動が手元にしっかり伝わってくる。つまり、バイブレーションが強く、バスに効果的にアピールできることを意味します。これがクランクベイトの基本になります。
最後に…
アメリカ人でも間違えて覚えている人が多いと言われている「ワイドウォブル」と「タイトウィグル」。クランクベイトの特徴を表す際に使われる重要な用語です。それぞれが独自の振動を持ち、釣りの効果に影響を与えます。
釣りを楽しむ上で、正しい表現を使い分けることが大切です。正確な表現を覚えて、クランクベイトの奥深い世界感を楽しんでいきましょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。