風が吹いてきた!チャンス!!
無風・ピーカンの時ってほんと釣れない事が多いですよね。そんなときの救世主!それが…
「風」
一見水中に住むバスには関係なさそうに感じる風ですが、間接的でも風はバスに多くの影響を与えます。
今回はバスが釣れるようになる要素「風」について考えてみたいと思います。
風は活性を上げる
風には様々な要素があります。
風が及ぼす影響「溶存酸素量」
風があたるエリアは波立つことにより水中の酸素量を上げ、バスの活性を上げる要因になります。特に夏は水温上昇もあり酸素量が低下していくので風は重要なファクターになります。しかし、アオコが浮くような状況では掻き混ぜてしまい水質が悪化してしまうので注意が必要です。
風が吹くことによる水温変化
春の時期など水温が低い時に暖かい風が吹くと、水温が上昇してバスの活性が上がります。逆に冷たい風が吹いたときは活性を下げてしまうので、風の影響を受けない風裏が狙い目になります。
初秋も風が良い影響を与えます。冷たい秋風が水温を下げバスの活性が上がります。しかし、秋の風はターンオーバーの原因にもなるので注意が必要です。
風が吹くことによる流れの影響
風が吹くことにより流れが発生します。その流れの行き着く先はシャローエリアになります。例えば春の低水温期、温まった表層の水が風によって流されシャローが温まり良くなります。初秋も同じことが言え、涼しい風で水温が下がった表層の水が風で押されシャローが良くなります。
川のようなもともと流れがある場所では、風の影響で良くも悪くもなります。流れと同じ方向に風が吹けば活性が上がりますが、流れと逆の方向に風が吹くと流れを止めてしまい、活性が低くなりただただ漂っている状態になってしまいます。
風が吹き抜けるシャローがいい
よく耳にするのが、風が当たっている岸際は、ベイトが流されてきて溜まるから、バスがよく釣れる。っていう考え方があります。実際、私の経験からいきますと、どうもイマイチなんです。もちろん魚がいないことは無いので釣れないわけではないんですが、爆発力が無いと言うか…。
風が吹いて水の動きが生じて流れ始めるが、当たっている岸際になるとその流れが止まってしまう。この流れが止まったところにベイトが溜まってバスが入ってきても、バスの活性が上がるとは考えられないんじゃないかなと思います。
なので、風が吹いて水の動き(流れ)が出てきたとき、水が流れている場所、要するに風が通り抜けるカバーを狙うと、カバーに付いている高活性になったバスがバイトしてくることが多いです。
ヒシ藻の話でひとつ
ヒシ藻はありとあらゆる場所に生息していますが、岸に張り付いてるヒシ群を狙うより、大きく島状にできたヒシ群がじつはよく釣れたりします。風がどの方角からから吹いても通り抜けるからだと考えられます。
島状にできたヒシの方が流れが通り、高活性なバスが着きやすいようです。
最後に…
風はバスの活性に大きく影響してきます。
風を読み、風の吹き出すタイミングを見計らってシャローに入ってキャストしてみてください。
驚くようなビックなバスが釣れますよ!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
※2015年1月3日に書いた記事をリライトしました。