ウィードはバスにとって最高のカバーです。しかしウィードエリアと言っても、物凄く広大で、琵琶湖の南湖は、北から南まで、ほぼ全てにウィードが生えている状態なので、攻略するのも大変です。そんな難しいウィードの釣りを、今回は春という季節に的を絞って考えてみたいと思います。
1、シーズナルパターンを意識する。
冬の間に枯れて背が低くなり、ウィードの面から水面までのスペースが多くなりますよね。
そんな春のウィードエリアは、バスがスポーニングのため、ディープからシャローへあがる途中に一時的に立ち寄るコンタクトスポットになります。
2、水深は3m以浅を狙うのが春のウィード
春のウィードにいるバスは、ボトム付近のウィードの中にいるバスではなく、ウィードの上にサスペンドするバスを意識して狙いましょう。
なぜかと言うと、ウィードの中は太陽光が届きにくく水温が低いままで、ウィードの面から水面までは太陽光が当たりやすいので、温まりやすいからです。なので、水深も太陽光での温まりやすさから、水深は3m以浅を狙うのが良いです。
3、ワンドの周辺のウィードエリア
スポーニングを意識するバスにとって、スポーニングエリアになるワンドの、近くのウィードに集まっている事が多いです。変化が少ない岸の沖のウィードはイマイチですね。
4、釣り方はボトムではなく、中層を狙う
私はウィードの面の水深に合わせて、アシュラやルドラなどのミノーを使い分けて、トゥイッチングからのステイや、1/16ジグヘッドのスイミングを多用します。
この釣りのキモは、エビ藻やフサ藻にミノーを引っ掛ける事です。引っ掛けた後は、思いっきりロッドをあおってウィードを切り、ステイさせます。
ジグヘッドは、1/16のジグヘッドに少しファットなストレート系のワームを使います。1/16ozに少しファットなワームを使えば、ウィードを切った後のステイで、ウィードの中に落ちずに、ウィードの上に乗っかるので、その時にバイトが集中します。
底を釣ってるとまったく釣れないので、中層を意識して釣りをしてみて下さい。
最後に…
ウィードエリアで1匹釣れたら、その周りにも魚がいることが多いです。ボートで釣りをする場合、マーカーブイを落とせる状態に準備をしておきましょう。良いサイズのバスが釣れたらすぐにマーカーブイを落として、その周りを丁寧に探ってみて下さい。
今はGPSで同じ場所に入る事ができたりしますが、魚探とにらめっこになってしまい、釣れた周りを探るには不利なような気がします。やはりマーカーブイで目で見ながら周りを探った方が効率的な気がします。
春のウィードは、バスが入ってくるタイミングがつかみにくいですが、タイミングが合ったときは、それこそ50アップが立て続けに釣れるぐらいストロングな釣りになります!ぜひチャレンジしてみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。