ハードベイトプラグの力を最大限に発揮するには、まず真っ直ぐにルアーが泳がなくてはなりません。
買ってきたそのままで真っすぐに泳げば問題ないのですが、ときには左右どちらかに曲がって(反れて)泳いでいってしまうルアーもあります。そんな曲がっていってしまうルアーは『トゥルーチューン※』をすれば、真っすぐ泳ぐようになりますので、やり方を覚えておきましょう。
※トゥルー(True)とは、狂っていない,正しい位置にあると言う意味。チューン(Tune)は、調整する。と言う意味で、正しい位置に調整すると言うことです。
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ラインアイを曲げる
具体的に何をするかと言うと、ラインとプラグとを繋いでいる金具部分「ラインアイ」と呼ばれる箇所をプライヤーなどを使って左右どちらかに曲げて真っ直ぐ泳ぐように調整します。
下の写真は実際のフィールドだと思ってください。無理がありますが…w キャストして着水し、手前に泳いできた時の図です。
左に泳ぐならラインアイを右へ曲げます。
右に泳ぐならラインアイを左へ曲げます
ラインアイの調整は結構シビアなので、少し曲げては泳がして確認。少し曲げては泳がして確認。の繰り返しで少しずつ調整して行くのが良いでしょう。
予備知識
プライヤーのオススメはショートノーズプライヤーです。これは先端が適度な太さでラインアイをガッチリ掴め、微調整がしやすく使いやすいです。
フックを交換する時にスプリットリングを簡単に外せる「スプリットリングプライヤー」はトゥルーチューンをするには向いてません▼
トゥルーチューン専用の「アイチューナー」と言う便利アイテムがあります。これとっても簡単で便利です。▼
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クランクベイトのラインアイをわざと曲げて障害物に当てる
クランクベイトの裏技として、ラインアイをわざと曲げてクランクを反れるように調整をして、杭や護岸線にヒットさせリアクションバイトを狙う方法があります。ラインアイを曲げすぎると泳がなくなるばかりか、水面に飛び出してしまうので、ラインアイを曲げすぎず、ほどほどに反れるようにしましょう。
しかし実際のところ、ラインアイを曲げず、クランク本来の真っすぐ泳ぐ動きのまま、障害物に当てる方が間違いなく釣れます。そのためには、キャスティングの精度とロングロッド(7フィート前後)を使うことです。キャスティングに関しては技量なので、狙った所に投げるには練習しかありません。クランキングでのロングロッドのメリットは、着水した後、左右にロッドを倒すことにより障害物に当たるように調整しやすいからです。
カバークランキングには、しっかりしたトゥルーチューンと、キャスティングの精度と、ロングロッドだということを覚えておきましょう。
最後に…
皆さんもトゥルーチューンを覚えて、ハードベイトの能力を最大限に引き出してあげましょう。そうすればもっともっとバスと出会えるチャンスが訪れることでしょう。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。