釣り初心者からベテランまで、多くの方が一度は抱える疑問や悩みがあります。
・ルアー釣りでどんなラインを使ったらいいの?
・ラインの太さの選び方ってどうすれば良いの?
・実際どこのメーカーのラインを買えばいいの?
今回は、こう言ったラインの悩みに対してお答えします。
本記事の内容
・1、バス釣りでよく使われるラインの種類をまとめました
・2、ルアーによってのラインの太さの選び方を解説します
・3、ラインを選ぶ際に注意すべきポイント3つを解説します
・私自身、バスフィッシング歴20年以上の経験を持ち、様々なラインを使ってきました。初心者の方でも、これらのラインの選び方を知るだけで、バス釣りだけでなく様々な釣りに役立ちます。
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1、バス釣りでよく使われるラインの種類をまとめました
その1:ナイロンライン
ナイロンラインは、ラインの張りと柔らかさの特性のバランスが良いので、非常に扱いやすく釣りがしやすいです。バス釣りでは次項で説明するフロロカーボン・ラインを主に使うことが多くなりますが、あらゆる分野での釣りではナイロンラインが一番よく使われています。フロロカーボンに比べて浮きやすい素材です。
・どのような時に使うか
主にクランクベイトやスピナーベイトなどの巻物での使用に適しています。
・メリットとデメリット
・メリットは、絡みにくく扱いやすいのでトラブルが少ないです。柔軟性が高く、飛距離を出しやすいです。伸びがあるため、魚が針を飲み込みやすく、フッキングの成功率が上がります。他のラインよりも価格が手頃なのも魅力です。
・デメリットは、伸びやすく浮きやすい特性もあるので、ワームやジグなどの少し深い底での釣りをするとアタリが感知しずらくなります。紫外線や水分により劣化が進みやすいです。摩擦に弱いので障害物による摩擦で切れやすいです。
その2:フロロカーボンライン
フロロカーボンは、同じ太さのナイロンラインに比べて伸びが少ないので感度もよくなります。また屈折率も水に近いため、ナイロンよりも魚から見えにくくなります。その反面、ライン自体が硬いため、スピニングタックルでの太いフロロカーボンラインは使いづらいです。
・どのような時に使うか
主にワームやジグなどの底をゆっくり動かす釣りに適しています。根ズレにも強いので、障害物周りでの巻き物やワームの釣りにも適しています。
・メリットとデメリット
・メリットは、低伸縮なため、アタリが取りやすく操作性が良いです。他のラインよりも沈みやすいので、ボトムの釣りにも適しています。屈折率が低いので水中で見えにくく、魚にラインが目立ちにくいです。耐摩耗性に優れているので、障害物に強く、ラインの損傷が少ないです。吸水による劣化がナイロンに比べて少ないので、長期間の使用に耐えやすいです。
・デメリットは、硬い素材になるので、リールに巻いたままだと巻き癖が付きやすく、トラブルの原因になります。伸びが少ないため、急な力が加わると切れやすいです。ナイロンラインに比べて割高になることがあります。
その3:PEライン
PEラインはブレイデッド・ラインという名称のとおり、100本くらいの高密度ポリエチレン・ラインを編んで一本にしたものです。PEはとにかく伸びが少なく、強度が非常に高いです。同じ強度のラインでも、ナイロンやフロロよりかなり細くできるのが特徴です。
・どのような時に使うか
細くても強度が高い特性を生かして、クランクベイトなどをより深いゾーンまで潜らせたり、水に浮く特性を生かしてトップウォータープラグを長く止めたり、初動を向上させたりできます。
・メリットとデメリット
・メリットは、伸びが少なく感度が高いのでルアーをダイレクトに動かせ、当たりも取りやすいです。同じ太さのナイロンやフロロカーボンと比べて、PEラインは引っ張り強度が高いです。細くても強度が高いため、遠投が容易になります。
・デメリットは、硬いもの、例えばコンクリートや魚の歯などに対する耐摩耗性能が極端に低い事ことや、表面が滑りやすいため、結束強度が極端に低くなります。ルアーを飲み込まれる可能性がある時は、ナイロンもしくはフロロカーボンのリーダーを付けるのをお勧めします。
2、ルアーによってのラインの太さの選び方を解説します
(※前提として管理人の感覚で こんな感じ… と感覚で適合表を作ってみました。あくまでも参考程度にお願いします。)
ラインの太さの選び方は基本ルアーの重さで変わってきます。しかし、軽いルアーでも障害物まわりなどで使う場合は、ラインを太くします。
・ナイロンライン
・フロロカーボンライン
・PEライン
3、ラインを選ぶ際に注意すべきポイント3つを解説します
・その1:できれば安いラインは止める
ラインは高額なラインから安価なラインまで様々あります。ライン量が多く安価な物もありますが、並行巻ではないものが多く、ラインが凸凹しており強度が落ちてしまっている物や、表面処理が悪く直ぐに強度が落ちてしまうのもあります。
出来れば選ばないでほしいのですが、早めに巻き替える前提ならば、「サンラインのベーシックFC」「シーガー フロロマイスター300」をお勧めします。
・その2:できるだけ太めのラインを選ぶ
日本ではラインを細くした方が釣れる…みたいな都市伝説があります。しかし、細いラインはデメリットが多く、ルアーが引っかかってしまったときに回収できずに切れてしまったり、デカい魚が来た時に障害物に入られて切れてしまったりします。ルアーを操作できる範囲で太いラインを選ぶのが賢明です。
・その3:有名なラインメーカーを選ぶ
ラインを選ぶ際は、有名なラインメーカーを選ぶことです。ラインの種類によってのおすすめを紹介します。
・ナイロンライン
サンヨーナイロン:APPLAUD GT-R ULTRA
バス釣りで使用するナイロンラインはコレ一択と言っても良いぐらいの高性能ラインがGT-Rです。ナイロンの弱点とも言われている耐摩耗性能も非常に高く、しなやかで扱いやすいラインです。600m巻きで安く購入できるのも良いですね!
・フロロカーボンライン
サンライン:シューター・FCスナイパー
アメリカで活躍する多くのトッププロが愛用するフロロカーボンラインがサンラインのFCスナイパーです。フロロカーボンなのにしなやかで、非常に扱いやすいです。細いラインから太いラインまでどれも使いやすいので、おすすめです!
クレハ:シーガー R18 フロロリミテッド
管理人は使ったことがありませんが(使ったことがないのに紹介するのもどうかと思いますが…苦笑)トッププロの使用率の高さもありますが、評判も非常に良いラインがクレハのフロロリミテッドです。間違いなく良いラインだと思いますので、紹介してみました。
・PEライン
・シマノ:ハードブル 8+、ピットブル G5
PEラインは3種類紹介します。まず初めにハードブル8+はハリとコシがあるのが特徴で、PE特有のリールなどに絡みつくトラブルなどが抑えられる、非常に扱いやすいラインです。PEの弱点である耐摩耗性も向上していて、PEを苦手としているアングラーにもおすすめです。
もう1つシマノのPEでおすすめなピットブルG5の紹介です。PEラインは水に浮く特性を持っていますが、このG5はナイロンとフロロの間の1.35の比重で沈むPEです。(通常のPEは0.98、ナイロン1.14、フロロ1.78) この特性を活かしてライトリグのボトムの釣りなどが非常にやりやすいです。飲み込まれる可能性がある時はリーダーを付けるのをお勧めします。
・バススーパーPEライン
ベイトリールでのパワーゲームでおすすめなPEラインが、サンラインのバススーパーPEラインです。アメリカで活躍する大森貴洋選手も溺愛のラインで、ウィードエリアのバイブレーションプラグだったり、ヘビーカバーでのフリッピングで使用します。
ラインの均一性が高いので強度も安定していますし、扱いやすさも非常に良いのが特徴です。管理人もヘビーカバーのフリッピングにはこのラインを使用しています。
最後に・・・
ラインの選択は、バス釣りの成果を左右する重要な要素です。今回ご紹介した各ラインの特性を活かし、ルアーや釣りのスタイルに合わせて選ぶことで、釣りの楽しさも、釣果も、格段に向上するでしょう。
この記事が皆さんのバス釣りライフに役立つ情報源となれば、筆者としても大変嬉しく思います。次回も、更に役立つ情報をお届けできるよう努めますので、どうぞご期待ください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。