アクションを見た瞬間に釣れるかどうかを経験から判断する
釣りの世界は、無限の可能性を秘めた宝箱のようです。しかし、その中で真の宝物を見つけるのは容易ではありません。クランクベイトの海に溢れる中で、どれがあなたの釣果を飛躍的に向上させるか、その答えを見つけるのは一筋縄ではいきません。広告に踊らされて選んだルアーが、期待を裏切ることもしばしば。何時間、何日も費やしても、求める釣果は得られず、ただ時を浪費しただけ…そんな経験、お持ちではないでしょうか?
そこで、プロアングラーたちがどのようにして最高のクランクベイトを見極め、釣果を手にしているのか…。その答えが雑誌「Basser」で語られていました。彼らの知恵と経験が、あなたの釣りを次のレベルへと導くでしょう。さあ、一緒にその答えを探求しましょう。
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泳ぎを見ただけで判断する
Basserに「モノの舞台裏」と言う連載があります。その第51回「ラッキークラフト LC RTO SERIES」の記事にこんな事が書いてあります。
アメリカのアングラーは、ルアーのアクションを見た瞬間に釣れるかどうかを経験から判断します。「求めるアクションは出せたけど、釣れるかどうかは投げてみないと分からない」という日本的な感覚とはギャップがあります。
プロのアングラーは、ルアーの泳ぎを見るだけで、そのクランクベイトが「釣れる動き、釣れない動き」を瞬時に判断します。確かに、その動きを見て「これは釣れない」と感じたら、試す必要はありません。そうすることで、より効果的な釣りに集中でき、時間を有効に活用できます。
経験から…
では、釣れるクランクの見分け方とはどんな泳ぎなのか?を知るにはやはり経験するしか無さそうです。世の中には本当に釣れるクランクはそう多くはないと思います。バサーにこんな事も書いてあります。
彼らは”釣れるルアーの動き”は深く理解してますが、ルアー力学は知らない。
※彼らとは大森さんをはじめとするアメリカで活躍する選手です。
「ウォブルとロールの比率」というような話にはならないんです。
プロのアングラーは、クランクベイトが水中でどのように動くかを直感で把握します。複雑な理論やウォブルの詳細を考慮するよりも、ルアーの泳ぎを観察し、その感触を大切にすることから始めるのが良いでしょう。そうすることで、自然とどのルアーが効果的かが分かるようになります。
2つの正解の泳ぎ
バス釣りの世界で実績を誇るクランクベイトの動きを観察することは、釣りの成功への鍵となります。バスマスターエリートで25勝という輝かしい記録を持つケビン・バンダムが開発に携わった「ストライクキングのKVD1.5」は、その最高の例です。このクランクベイトは、実際の釣果に基づいて設計されており、その効果は多くのアングラーによって証明されています。
白濁りで見にくくて申し訳ないです。ノーマルリトリーブでのクランクベイトの動きは、釣りの成果に大きく影響します。障害物に接触した際の動きは確認できませんが、基本的な動きとしては参考になります。例えば、フロントフックが安定しているかどうかは、一見で判断できるポイントです。
「KVD1.5」は、リッククランの「RC1.5」(現在は「LC RTO 1.5」)をベースに作られたとされています。クランクベイトの動きを学びたい場合は、これら2つのモデルを一個ずつで良いので、実際に買って投げてみることから始めるのがおすすめです。
「LC RTO 1.5」の動きも動画で確認してみましょう▼
【本】秘密のクランクベイト
では、他の釣れるクランクは?と言うとバサーでアメリカのトーナメントシーンを日本に伝えてくれている、雨貝健太郎さん著書である「秘密のクランクベイト」に色々と載っています。
クランクベイトの世界は奥深く、その歴史を紐解くことは、釣りの技術を磨く上で非常に有益です。1つのクランクベイトを使いこなすための多様なテクニック、適切なラインやロッドの選択方法など、これらの知識はすべて、釣りの成果を左右する重要な要素です。これらを網羅した1冊は、クランクベイトを本格的に学びたい方にとって、理想的なガイドブックとなるでしょう。まだ手に取られていない方は、この機会にぜひご一読ください。
とにかく水中で確認を
私が経験した中で、やはり大森さんとの生活で得た物が大きいのですが、クランクベイトに限らず全てのルアーは「水の中で判断をする」という事です。大森さんのような経験豊富なアングラーは、シンカーの色一つをとっても、実際にプールに投げ込み、水中での見え方を確認します。ルアーが手元にある時の見た目だけで判断せず、実際に水中での挙動を見てから評価することが肝心です。見た目がリアルだからといって、必ずしも釣れるとは限りません。実際に水中でどのように見えるか、泳ぐかを確認することが、釣果を上げる鍵となります。
気になるクランクは泳ぎを見てから
クランクベイトを選ぶ際には、実際に水中での動きを確認することが重要です。知人のクランクベイトを借りて、自分のタックルで投げてみるのは、そのルアーが自分に合っているかどうかを判断する上で最適な方法です。手に伝わる感覚やタックルのバランスを通じて、そのクランクベイトの性能を評価し、購入するかどうかを決定します。また、色のバリエーションも重要で、私は通常、3つの異なるカラーパターンを選んで使用します。これにより、さまざまな状況に対応し、釣果を最大化することができます
最後に・・・
クランクベイトの世界は、まさに探求と発見の旅です。名高いブランドから始めて、様々な環境でキャストを重ねることで、その奥深さと魅力が徐々に明らかになっていきます。私自身も学び続けており、この道の終わりはないと感じています。あなたもこの冒険に飛び込み、クランクベイトの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。きっと、釣りの新たな楽しみが見つかるはずです。(^^)
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。