テキサスリグのフックは各メーカーから大小様々な種類が出てて選ぶのが難しいですよね。単純に強さを求めるのであれば、軸の太さを太くすれば強度は増しますが、フッキングが悪くなったり、ワームをセットする時にワームが裂けてしまったりと不具合が出てきてしまいます。なかなかバランスの取れたフックを見つけるのは大変です。
そこでまずテキサスリグの針に求めることを考えてみると…
①ワームが奇麗にセットできる
②カバーのすり抜けが良くワームがズレない
③高いフッキング率
④ビックバスでも伸ばされない強度
⑤バラさない
この一連の動作を高い次元でパフォーマンスを確立しているフックが、今回紹介する「かついち」と言うメーカーのブランド名、DECOY(デコイ)の【キロフック・ハイパー ワーム13】です。この針はテキサスリグを使う上で釣り人の要求をすべて詰め込んだ最高の仕上がりになっている最強のフックです。
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①ワームとの相性が良い
フックポイントがAに対してBのように少し内側向いているのでフックポイントを隠す為にワームに刺してもワームが真っすぐになります。下の写真が装着した物ですが真っすぐ装着出来ることにより、水中での姿勢も良くなり、根がかりしにくく、アクションがテールまで伝わります。
②すり抜けがよく、ズレにくい
フックポイントが内側に向いていてワームが綺麗にまっすぐ付けれる事によって、根掛かりも減り、すり抜けも良くなります。そしてオフセットクランクがAに対してCの様に戻るように角度が付いているのでワームのズレも抑えられます。
③高いフッキング率
フックサイズを選ぶ時は出来るだけ小さいものを選ぶようにします。なぜなら大きなフックを選んでしまうとワームの稼働範囲が小さくなってしまいアピール力が激減してしまうからです。
例えば写真のようにゲーリーのカットテール6.5inに3種類のフックを装着してみましたが、1/0では動きは良いかもしれませんが、ゲイプ幅が狭いためフッキングが悪くなります。3/0だと今度は稼働範囲が狭くなりアピール力不足が懸念材料です。そこでバランスをみてこの中なら2/0フックがアピール力、フッキング率が良いバランスだと思われます。
オフセットタイプのフックは形的にもフッキングが悪くなりがちですが、キロフック・ハイパーに関しては全く問題ないほどの絶妙な形状で高いフッキング率を誇ります。
前にワームがズレない方法を紹介したのですが、オフセットフックのフッキング率を上げたい時はズレを防止する処置はしません。わざとズレるようにさせておけば写真のようにバスの口に入った時、ワームがズレてフックポイントがさらに出やすくなるからです。時と場合によって使い分けると良いと思います。
④ただ硬いだけではない!折れない柔軟さも持っている
この写真の下のフックは50upをヘビーカバーからかなり強引に引きずり出した時のフックです。少しだけ開くように伸びているのが分かると思いますが、この少しだけ伸びるのは必要なことで、伸びない硬い針だと折れてしまいます。ただ硬いだけではない、折れない柔軟さも持っているのがキロフックハイパーです。
⑤バラしが極端に少ない
バーブが大きめに設計されているので、ウィードに絡まれている状態でも外れない、手で外そうとしてもなかなか外れないと、バスの口にフックが掛かってしまえば後はラインブレイクさえしなければ逃げられないと思えるそんなフックです。
次の動画を観ていただければ分かると思いますが、1匹目を釣ったとき長い間藻に絡まれててもバラしませんし、手でフックを外そうとしてもなかなか取れない事が分かると思います。
最後に…
テキサスリグの特性を生かすにはフック選びは非常に大切になってきます。良く釣れるワームには良く釣れるフックを装着し、カバーの奥に潜むビックバスを狙ってみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。