オイルを使い分ける!
シマノのDC搭載リールのポテンシャルを最大限に発揮したい!フリッピングやピッチング時にスプールの初速回転を一瞬でMAXへ!
そんなリールの最大限度の性能を引き出したい時に使用するオイル、グリッチオイルの4兄妹の長女「テフロッソ」を紹介します。
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テフロッソとは?
機能面から見ていきますと、この赤いオイルは「ポリテトラフルオロエチレン (polytetrafluoroethylene, PTFE)」と言うフッ素樹脂が入っています。
PTFEって何?と思う方が大半だと思いますが、よく目にする物で言ったら料理で使うフライパンですかね。フッ素樹脂コーティングされているもので、連続使用温度260度に耐え、固体の中で最小の摩擦係数。自己潤滑性が非常に高い成分です。
テフロッソは、非ニュートン系流体の性質を持つグリッチオイル独自のベースオイルにPTFE微粒子の特殊添加剤を加えた、エクスクルーシブなオイル設定となり、これまでのグリッチオイル同様にアンチニュートンと高い潤滑性能はそのままに鉱油との相性がいいPTFEを高濃度添加する事で初動性と耐熱性 を持たせ潤滑性能を格段にアップグレードさせました。GLITCH OIL JAPANより
ちょっと難しい表現が多くなってしまいましたが、要するに摩擦係数が非常に低いオイルを使用する事によりキャスト時のスプールの初速が格段に早くなり、最大飛距離が伸びる。ピッチングなどのキャストでは低い弾道でも伸びるのでカバーの奥まで攻められる。とリールの最大限の性能を発揮させるためのオイルです。
私の使い方
私は自分のスタイル的にフリッピングやピッチングを多用するので、テキサスリグやラバージグ用のリールに「テフロッソ」を使っています。
私が巻物用で使用しているバンタムMGL(遠心力ブレーキ)で空気抵抗の大きいハードルアーを使用もしてみましたが、ちょっと繊細かなと感じます。設定をこまめにする方なら問題ないと思いますが、私のように面倒くさがり屋には性能を持て余してしまいます…。
カルカッタコンクエスト100DCにも使用しキャストしてみましたが、非常に良い初速と伸びを感じました。ノーブレーキの初速や急な向かい風でもデジタルコントロールしてくれるDCリールには本当ベストマッチだと感じます。
私の使い分けは、ハードルアーなどの空気抵抗が大きくなる物も投げる時には「タンブル・ウィード」を。ショートキャスト時や空気抵抗の少ないもの、DCのリールには「テフロッソ」と使い分けてます。
レベルワインダーには「EVO500」を使用しています。
しっかりとしたメンテナンスを
このテフロッソを使っているとオイルの持ちが良いと感じベアリングの寿命も延ばしてくれる感じがします。なぜなら長く使用してから再びメンテナンスした時、普通のオイルなら真っ黒く汚れているのに対して、テフロッソはそんなに黒く汚れないのです。しっかりベアリングを保護してくれているように感じます。
掃除をせずにオイルを添加しても汚れが邪魔をして最高の性能は発揮されません…。できれば脱脂してからオイルを刺すのが最適ですが、しっかり汚れを拭き取ってからオイルを刺すように心がけたいです。
最近のリールはベアリングが外すのに工具が必要なものもあったりしますが、リールの性能を発揮するためにも必要なものを揃えたいところです。
最後に・・・
グリッチオイルでは現在4種類のオイルが販売されてますが、釣りではこの3種類(左からタンブル・ウィード、テフロッソ、EVO500)があれば日頃のメンテナンスはバッチリです。
基本的にどんな状況でも安定した高性能を発揮したい時は「タンブル・ウィード」を。スプール回転にこだわりたい方は赤の「テフロッソ」を使用するのが良いと思います。
用途によって使い分けをして、キャストの伸びやアキュラシーの向上を感じてみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。