良く釣れると言われる定番のエリア。例えば琵琶湖で有名なスポーニングエリアと言えば、赤野井ワンドや山ノ下湾など色々とあります。
バスが移動を繰り返し、最適なスポーニングエリアにたどり着いたなら、スポーニングのために長く留まるんじゃないか?と想定しますよね。実際に前回の④のバスも、スポーニングに適したエリアに入ったら長く留まりました。しかし今回のバスは、そんな最適な場所を立寄はするものの、通り越して移動してしまいました。どこへ・・・?
前回に引き続き、「バスマスター」のコーナーのひとつで、バスに発信器を装着し、バスの行動を追跡する「バス・スポッター」。春のマッディウォーター・リザーバー「Lake Guntersville」のバスがどう行動するのかを見ていきましょう。
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追跡スタート
今回の追跡は「Bama」と名付けられた約1.4Kgのバスです。水深が2.4メートルある、道路沿いの石積みエリアで釣られ、発信器を装着した後にリリースされ、追跡が始まりました。
早速移動するBama
リリースされた直後から大移動の始まりでした。岸から100mぐらい離れたチャンネル(水流でできた溝)の深い側へと下がっていきました。
再びシャローへ戻ってくる
チャンネルは越えたものの、Bamaは一度は離れた岸際に、すぐ戻ってきました。やはり2.4mあたりの水深が居心地がいいのでしょうか?
湖の真ん中を横断
前回も驚かされた湖の横断。居心地が良いと思われたリップラップエリアから、今回もまた、バスは平然と湖の真ん中を泳いで渡ってしまいました。そしてたどり着いた先は、岸から少し離れたハンプです。このハンプは地元でもスポーニングエリアとして有名であり、良く釣れる場所の様です。普通に考えれば一等地のこの場所にたどり着いたならば、長く留まりそうな気がしますが…
Bamaは再び移動
しかし、一等地に留まる事なくBamaは、すぐさま移動してしまいました。移動した先は桟橋の下です。しかし、ただの桟橋ではありません。この桟橋は、バスマスター・エリートシリーズの大会のスタートの時に、ボートを停めておく桟橋であり、大会中、人の気配があり、ボートが行き交う騒がしい状態にも関わらず、Bamaは他に移動する事なく留まっていたのです。
最後に…
今回のBamaも長い移動距離でした。そして湖を横断したのち、一等地として有名な場所に立ち寄りはしたが、すぐに移動。ボートが行き交う騒がしい場所に留まるという、私達からしてみれば「なんでそこで留まる?」と思ってしまう場所です。
私がこの行動を初めて見た時、バスに対して「固定概念を持ってはいけないな」と思いました。色々な雑誌やテレビでは、この状況ではこれが正解!みたいな感じで言ってる事も多いです。しかし、状況を決めつける事なく、様々なアプローチをしていく事が大事になってくるんじゃないかなぁ…と私は思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
※ESPNから画像をお借りしております。