スピナーベイトやラバージグの針先が鈍ってしまったとき、どうしていますか?トレブルフックのように簡単に交換できないことが多く、悩ましい問題です。しかし、交換できない針でも、研ぎ直すことで元の鋭さを取り戻すことができます。
この記事では、釣りのプロが実践している2種類の基本的な針研ぎ方法を紹介します。それぞれの方法の特徴と、自宅や釣り場での使い分け方を詳しく解説します。これをマスターすれば、どんな場面でも針先を鋭く保つことができ、キャッチ率も格段にアップします!
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トレブルフックやワームフックは研がずに交換
日本のフックの多くは化学研磨されたもので、化学研磨されたフックは基本的に使い捨てでありフックを研ぐことはせずに交換します。その理由は製造時に薬品で表面を硬く鋭利にしています。表面が非常に硬いので研ぐこと自体が難しいのですが、研いだとしても中は柔らかいので尖らしてもすぐに鈍ってしまいます。なので基本的に交換がベストな選択となるでしょう。
しかし、例外的にスピナーベイトやブレーデッドジグ、ラバージグなどのフックを交換できないものは針を研いで使っています。私の経験ですが何個か買った内の1つになんだか釣れるアタリのブレーデッドジグがありました。そんな動きの良い釣れるブレーデッドジグを、針が鈍ったぐらいで捨てるわけにはいきませんw何度も針を研いで使っています!
おすすめの耐水サンドペーパー
最近はもっぱらコレです。「耐水サンドペーパー」ホームセンターなどにも置いてあり、入手が簡単なのと値段が安い!600番〜800番程度の耐水ペーパーで包み込むように針先に当て、横に数回スライドさせるだけで針先がピンピンになります。
▼この方法はフック開発者がオススメする方法です。
この方法が優れている所は、針先の形状が「円錐」になることだと思います。一般的な棒状のシャープナーでやると三角になりがちで強度が不安定になります。下手するとフックポイントが簡単に折れます。しかし、円錐に削ることによって強度を維持しパワーロスも無くなると考えています。
針先の確認方法の1つに爪に乗せる方法があります。爪に当ててみて滑らないぐらいに研げれば完了です。
研ぎ終わった針先は油性のマジックでコーティングしておけばOK!サビ防止になります。
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現場ではダイヤモンド・シャープナー
釣りに行く前に針を研ぐ時は耐水ペーパーを使っているのですが、釣り場(ボート)では昔から使っているダイヤモンドシャープナーを使用しています。
何度か耐水サンドペーパーをタックルボックスに忍ばせ使ってみたのですが、使用したとき風で飛んでってしまいました(苦笑) ダイヤモンドシャープナーは強風でも飛ばないのと、結構頻繁に針研ぎする方なのでペンチやハサミと一緒に置いておけるダイヤモンドシャープナーはチャチャッと研げるのが魅力的です。
私は昔から紫色の大きなシャープナーを使っていますが、最近は小型で荒目と仕上げ用の両面使える物が出ており、便利になりましたね!
このシャープナーを使って研ぐときに注意したいのが「研ぐ方向」です。針先に向かって研ぐのではなく、針先から根本の方向へ研ぎます。
針先に向かって研いでしまうとバリが出たり丸まってしまいます。鈍り具合にもよりますが撫でる感じだけで針先がシャープになります。
▼先生の研ぎ方が参考になります。
先生!研いでも爪から何度も落ちてますwwwシャープナーで針を研ぐのは慣れが必要かもしれません。その点サンドペーパーは誰でも簡単にピンピンな針先に再生できると思います。
最後に・・・
あくまでも針先が鈍った場合に研ぐ方法であり、針先が折れてしまった場合には適用できません。
「この場所は釣れそうだ!」と感じた時に、素早く針を研いで一発でフッキングを決める。このテクニックをぜひ試してみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。