私が学生の時、近所の川に毎日の様にウグイやニゴイをルアーで釣りに行っていた頃がありました。
川と言っても長いですから、色々な場所があるわけですが、その時は寸分狂わず同じ場所に立って、同じ方向に向かって釣りしてたわけです。
毎日、釣りに行ってると、釣れる日と釣れない日が当然あるんですが、とある日、「この状況、前釣れなかった時と同じ風向きだな」と思ったんです。その時に気付いた事を今回はお話ししたいと思います。
これはウグイやニゴイに限らず、他の魚種や、もちろんバスにも当てはまる影響です。
流れと風の向きに注意
その川は、海に近く、干満の差が激しく、汽水域に住む魚達も多くいる、河口からほど近い下流域のエリアです。
その時は満潮になる前の数時間で、下流から上流に向かって流れていたわけですよ。
風は上流にから下流に吹いていたんです。
要するに、流れとは逆の風が吹いていたんですよ。
その時の釣果が ゼロ… まったく釣れないんです。
そして、時間がたち、風は同じ方向のままで、潮が止まって川の流れが下流に流れはじめた途端、バタバタと入れ食い状態で釣れ始めたんですね。
川の流れる方向と同じ方向に、風が吹いた時に釣れ始めたって事です。
その時は、満潮から下げの方が上流からエサが流れてきて釣れるのかなぁ?ぐらいにしか思ってなかったんですけどね。
次の日、また同じ場所に立って、釣り始めたんです。
しかし、この日は下流から上流にに向かって風が吹いてたんですよ。川の流れはこの日も上げ潮の時間帯で下流から上流です。
するとどうでしょう。入れ食いのように釣れるんですよ!
前日は釣れなかった上げ潮のタイミングで今日はボッコボコ釣れる。変わったのは風の向きぐらい。
その後も釣りを続けると、潮が止まり、下げ潮になり、今度は川の流れが、下流に向かって流れたと思ったら、まったく釣れなくなったんですね。
川の流れる方向とは逆に風が吹くと釣れなくなるんです。
流れがあると魚の活性は上がりますが、流れがある場所で、流れに対して反対方向の風は、流れを止めてしまい、魚の活性が著しく下がってしまい、釣れなくなるんですね。
最後に…
この事は湖でも起こってます。湖流の向きと逆に風が吹いたり、川の流れが影響するエリアの風の向きには注意した方が良いでしょう。
その日の天気予報で、風向きに注意してエリア選択をしていくのも、戦略のひとつになりますので、参考にしてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。