これさえあれば他のワームが要らなくなる!?
アメリカには「フリッパー」と言われるフリッピングばかりしている人達がいます。こんなにもたくさんのハードルアーやリグなどが世の中にあるのに、ラバージグやテキサスリグだけを使ってシャローカバーを釣る。なぜなのか?そこには明確な答えがあります。それは…
『デカいバスが高確率で釣れるから』
生活がかかっているアメリカのトーナメンターにフリッパーが多いのもそんな理由じゃないかと思います。そんな人生をかけてフリッピングしている人達が大絶賛するソフトベイトが今回紹介する、リアクション・イノベーションズの「スウィート・ビーバー」です。
フリッピングをしてみたいけど、どんなワームが良いのか分からない人から、フリッピングしまくっている上級者の人まで、とりあえずこれを投げとけば間違いない!そんなフリッピングベイトが「スウィート・ビーバー」です。
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スウィートビーバーのスペック
・サイズは3.5in、4.2in、5.25inの3種類ですが、3.5inは日本の輸入元の会社が特注によって作られた物らしいです。
・重さはワーム単体で約10g(4.2in) なのでフリップだけではなくバックスライドノーシンカーとして使う人も多いようです。
・値段は日本で買うと800円前後ですが、個人輸入すれば4.79〜4.89$(580円前後)と少し安くなります。
・個数は3.5inと4.2inは10個、5,25inは6個と最近のソフトベイトに比べれば、かなり経済的です。
・カラーは50種類ほどあり、自分好みのカラーが見つかるハズです。
スウィートビーバーがフリッピングで使われる理由
スウィートビーバーがカバーへのフリッピングの釣りに最適な理由は4つあります。
①カバーのすり抜けが良い
テキサスリグなどで使った場合、各パーツが引っかかることなく、ヘビーカバーでもすんなり入っていきます。フックポイントもボディのくぼみに収まるので障害物に引っかかる事も少ないです。他のワームでは攻められない場所に落とし込む事ができます。
②シルエットがバルキーでアピール力がある
ボディにハの字形に装着されたパーツと大きなパドルテールとボディーの蛇腹形状が水中での水押しと水をかき混ぜる役目をしています。バルキーなシルエットと水押しでバスの視覚と側線にアピールします。
③バーサタイルな形状
スウィートビーバーの形はザリガニやエビなどのクローフィシュ系の形に似ているし、平たく見ればブルーギルにも似ています。なのでカバーを釣る時に、スウィートビーバーさえあれば、どちらのベイトがいるか分からなくても対応できてしまうのです。
④平らなボディなのでフッキングが良い
バルキーなワームは太い物が多くフッキングが悪くなりがちですが、これは薄く平らな形状をしているのでバスがバイトした時にフックポイントが出やすく、刺さりやすくなっています。
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ノンソルトなので耐久性が高い
世の中のワームは水押しや重さを出すためにソルト入りが多く出回ってますが、耐久性となるとイマイチです。スウィートビーバーはノンソルトなので(塩の味がするから少しは入ってるのかな?)カバーなどに入れても簡単には裂けたりしないですし、伸びずらく固めの素材なので手の様なパーツやパドルテールの水押しもしっかりできます。
ボトムでの水中姿勢
ボトムでの姿勢はノンソルトらしくテールが浮き気味になります。アクションをつけるとパドルテールがクネリ、後方へ水を押す感じでピンと伸びます。固めの素材がしっかりと周囲の水をかき混ぜ、バスにアピールします。
水中での動きを動画でもチェックしてみて下さい▼
どんなカバーでも攻略できる
ありとあらゆるカバーに対応できるので場所を選びません。バスがいそうな障害物があれば「どこでも打て!」です。
このエリアにはエビが多いからエビの形したワームで、こっちのエリアはブルーギルがいるからワイドなワームで…などと考えることも必要ありません。もちろんシーズナルパターンなどバスの行動を読むことが大事になってきます。
アメリカのパスプロから広がった釣れると言う噂
2005年アメリカの根っからのフリッパー「トミー・ビッフル」が「スウィートビーバーさえあれば、他のジグやワームはもういらない!」という発言が話題を呼び、瞬く間に全世界に「釣れるフリッピングワーム」として広がり、売れに売れました。
そして売れると共にコピー品が色々なメーカーから作られています。このメーカーのカラーリングも絶賛されており、今回紹介している写真の「Sprayed Grass」というカラーは「ブルーギルにそっくりだ!」と特に人気を集めています。
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フリッピングロッドが基本
参考までに私が使用しているタックルです。
Lure:スウィート・ビーバー4.2in
Hook:デコイ・キロフックハイパー2/0
Rod:ノリーズ 760JH JUNGLE STICK (ジャングルスティック)
Reel:シマノ クロナークC14+ 150HG
Line:サンライン バススーパーPEライン 66Lb
スウィートビーバーは4.2inを好んで私は使っています。バランス的にもちょうど良いサイズだからです。
タックルはカバーを攻めるがゆえの最強パワーを持つ物を選ぶのが大切です。私はフリッピングロッドの中でもかなり強い分類の「ジャングルスティック」に、リールも強度がありハイギアのクロナークC14+。ラインもサンライン バススーパーPEライン 66Lbがよく使うセッティングです。
そこまで必要ないようなカバーでは「ジャングルスティック・ライト」でラインもフロロカーボン・ラインのFCスナイパー20LBを使っています。
フックはキロフックハイパー2/0が強度、バランス共におすすめです。
最後に…
フリッピングをこれから初めてみたいと言う人から上級者まで、誰でも使いやすい最高のフリッピングベイトだと思います。初めての池や湖でも、そこにカバーや障害物があれば、スウィートビーバーの出番です。
いつでもどこへ行くにも必ず持っていたいソフトベイトだと思います。楽天やAmazonなんかでも買えるので探してみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。