タックル

大森貴洋さん本人とベイトリールのギア比の話をした時の話。

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ハイギアの方がゆっくり巻けるからさ!

バス釣り大会の最高峰「B.A.S.S.」で7度の優勝を飾る大森さんが使っているベイトリールのギヤ比を御存じですか?

大森さんは超ハイギアと言われる「10:1」を使っています。どうせワームやるときだけでしょ?とお思いの方、実際には巻物からジグやワームの釣り全てに9.1:1の超ハイギアを使っているのです

今回はそんな超ハイギアしか使わない大森さんと話した「リールのギア比話」をしたいと思います。

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当時使ってたものは約8:1


私が大森さんと生活していた2006年当時、販売されている物ではジリオン100SHの7.1:1が最速でした。しかし大森さんはジリオンの重量(230g)を嫌がって使わず、TD-Z(175g)をダイワに頼んで中のギアを変えてもらい「8:1」にチューンして使っていたのです。

そんないつでもハイギアを求めてた大森さんですが、当時リールの話をしている時にふと言った言葉があったのです…。

ハイギアの方がゆっくり巻ける!?


私は当時からシマノばかり使っていて、その時もカルカッタを持って行ってました。それを見た大森さんは、

「ローギア使ってるの?いやいや、絶対ハイギアですよ。ハイギアの方がゆっくり巻けるからさ!

………ハイギアの方がゆっくり巻ける??当時の私の頭の中は「????」ばかりで、この人は何を言っているんだ?と思ったほどです。物理的にもローギアのほうがゆっくり巻けると思いませんか?

なぜ(ルアーを)ゆっくり巻けるのか?

しかし、月日が立ち最近その答えが見えてきた気がします。それは、ハイギアの「感度」が関係しているのではないかと。

この表を見て下さい。

SLP WORKSのカタログに乗っている、ギア比とハンドル長さのセッティングによる効能イメージです。

ハイギアにすればするほどスピードが速くなると同時に感度も高くなっていきます。この感度と言うのは、ルアーの動きやボトムの感触がよく分かると言う事なんです。実際にやってみると分かると思いますが、ローギアと比べてハイギアで巻いてる方がボトムの感触(これが岩なのか泥なのかなど)がホントよく分かるんです。

手元に伝わる感触が良く分かると言うことは、ルアーが強く泳いでいるか弱く泳いでるかが分かると言う事なんですよね。

少し極端な言い方で説明しますと、クランクベイトを巻いているとします。それをローギアで巻くとするとブルン!と強くルアーが泳がないと振動が手元で感じられません。しかし、感度の良いハイギアで巻くとクランクベイトがちょっとプルンと動いただけで指先で振動を感じることができます。なので結果としてゆっくり泳がせたい時などハイギアのほうがゆっくりルアーを動かすことができるのです。

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ハイギアの方がメリットが多い


大森さんはスティーズ本でハイギアのこんなメリットも言っています。

ハイスピードギアで遅く巻くのは簡単だけど、逆にロースピードギアで速く巻こうとしても限界がある。あとは、バイト直後に走られたときとか、ファイト中にジャンプされたときなんてロースピードギアではとても対応できないからね。(P13より引用)

速く巻きたい時に巻くことができるのがハイギアですが、魚を掛けた後のやり取りが有利になるのもハイギアですよね。もちろん巻くのが重たくなりアングラーの腕力が必要になります。しかし、回収が早くなりキャスト数が増えたりバラシ低減にも繋がるなどハイギアは使いこなせればメリットが多いのではないでしょうか。

最後に・・・


ハイギアのほうがゆっくり巻ける…私の記憶ではハイギアをこんなニュアンスで言ってるの大森さんぐらいじゃないかな?と思います。

ちょっと当時の????を少しは解決できたかな?って感じです。ローギアしか使ったことない方も今一度ハイギアの利点を考慮して使ってみていただけたらと思います。

▼大森さんがメインで使っているリールです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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