バス釣りではハンドランディングしかした事ありません!
大会に出ると「ネット使ってないの?」とよく言われます。もちろん私が出ている大会ではネット禁止では無いですし、貴重な1本のタメにもネットを使った方が安心感があると思います。
しかし、私がネットを使わない理由は色々あります。そんな自分の「こだわり」を書いてみたいと思います。
なぜハンドランディングなのか?
こだわりと聞いてものすごい理由が有るのでは!と思った方には申し訳ありませんが…。1番の理由は、バスフィシングの最高峰であるアメリカのB.A.S.S.のエリートシリーズがネット禁止だからと言う理由です。
私のブログをよく読んでいただいてる方には分かると思いますが、アメリカ好きの私(^^)ルールからアメリカに浸りたい…。ただそれだけです(笑) B.A.S.S.がネット禁止にしているのは、ショーとして盛り上げる為にも、簡単にバシャっとすくい上げるネットより、華麗な竿さばきからバスをキャッチしたり、痛恨のバラしなどの「ドラマ」があった方が見ている人も面白いから。という狙いがあるようです。
たったそれだけの理由から、バスはハンドランディングしかした事無い私ですが、結局ずっとやってきて思う事は「ハンドランディングが面白い!」と言う事です。
なぜ面白いのか?
ニジマス釣りに管理釣り場に行くのですが、ニジマス釣りではほぼネットを使います。歯が鋭くアゴを持てないとか、体を持つと低水温での生活のニジマスが火傷してしまうとか理由が有るから使うですが、釣りの事を考えるとある程度強引にネットに入れて捕獲するのは、なにか自分にとって物足りなさを感じてしまいます。
その他にも海の釣りになるとほとんどがネットを使うと思います。使わなければ取れない磯釣りだったり、暴れまくるシイラやマグロならギャフを使う事もあるでしょう。そう考えると、バスはハンドランディングできるとういうのは案外貴重な魚かもしれませんね。
そんなハンドランディングは技術が求められます。魚を弱らせる技術、魚をつかむ為に誘導する技術、実際につかむ技術。大げさに考えれば、タックル選びからしっかりしないとハンドランディングはできないです。どんなサイズでもバラさない様に慎重にハンドランディングで釣り上げる事こそが私の中での「上手くできた!」と言う満足感、そして面白さになるのです。
ハンドランディングを楽しめるのは、もちろん自分がプロではないという事があると思います。プロとなり生活しなければいけ無いとなると私もネットを使うと思います。しかし趣味は自己満足の世界ですから、ネットでサクッとすくうよりも、一生懸命ファイトして戦ってガッチリバスのアゴをつかむ!体を持ってボートの中へ入れる!それを達成したときが私の中では嬉しい瞬間なのです!
ハンドランディングを上手くやるコツ
長々と自分の思いを書いてしまいましたが、ではバラさないでハンドランディングする方法とはどうやるのか?を紹介したいと思います。
まずは無理にバスのアゴをつかみにいかないこと。アゴをつかめるなら掴んだ方が逃す確率は減りますが、ハードルアーなどの針がいっぱい付いているルアーのときは上の写真の様にお腹を持ってすくい上げるが良い方法です。
生物学的な事かは分かりませんが、お腹を持つと魚が大人しくなる気がします。案外暴れなくなるので口が持てないときなどはすくい上げるのが良いと思います。
次にハンドランディングで一番重要なことなのですが、ラインを緩めないという事です。まぁ釣りでは当たり前な話なのですが、ハンドランディングでは案外難しかったりします。
ハンドランディングには主に2つの方法が有ると思います。ひとつはロッドを持ったまま魚をつかみに行くことです。上の写真の様に少しロッドを短く持つことによりバラしにくくなります。細かい事を書くと字数が多くなるので省きますが、この持ち方にする事によってラインが緩まず、バラしにくくなります。
もうひとつは直接ラインを手繰り寄せて魚をつかむこと。これはある程度ラインの強度が必要ですし勢いも必要です。手を止めればラインが緩み針が外れやすくなってしまうので、ガガガっと手繰り寄せ1発で魚をつかむのが理想です。
私はロッドを持ってのランディング派です。昔、ラインを持ってランディングしたとき、手繰り寄せる以上の速さで魚に手前に泳がれ針が外れてしまった事があったからです。なのでラインを持ってランディングする人を見ると私がソワソワしてしまいます(;^_^A
OSPの並木さんとかはラインを持ってランディングしますよね。あの人のランディングは上手いので参考にすると良いと思います。3分40秒あたりでラインを持ったハンドランディングをやってます。
針が刺さってしまったら…
ハンドランディングをする上で怖いのは、針が自分の手や体に刺さる事です。私は何十年とやってきて幸いにも針が自分に刺さった事はありませんが、もしものタメにも針の外し方を覚えておきましょう。
病院に直ぐに行くのが最善だと思いますが、病院にいけない時もあると思いますので、必ず「ストリング・ヤンク・テクニック」を覚えておきましょう。
こちらは実際の大会中に針が手に刺さってしまった時の映像です。世界一釣りが上手いと言われるケビン・バン・ダムでさえ不注意で針を刺してしまう事が有るので気を付けたいですね。
最後に・・・
一応言っときますが、ハンドランディングを強制してるわけではないですからね(笑)ハンドランディングでバラすのが怖いからネットがなきゃダメだ…と言う人もいます。
もしハンドランディングした事ない人がいたらやってみて下さい。ドキドキしちゃうかもしれませんね( ̄▽ ̄)それが面白かったりする訳ですwぜひチャレンジしてみて下さい!
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
画像はBassmaster.comからお借りしています。