ハードルアーなどの巻き物に使うリールは、右巻きの方が有利に働くかも…
バス釣りに関してアワせ(フッキング)のタイミングが良く議論されますが、今回は違った方向からアワせについて考えてみたいと思います。それは「バスの習性からアワせる方向を決める」ということ。
上下左右あらゆる方向にアワせはできますが、どの方向が掛かりやすいのでしょうか?少しでもフッキング率アップにつなげるために考えてみたいと思います。
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並木氏が語るバスの習性
本棚の奥から引っ張り出したOSP代表の並木敏成氏の著書「バス釣りマシンガン・スタイル」を読んでいたら、ふと短い言葉に目が止まりました。
バスはバイト後、右に反転しやすい習性をもつので、中距離以上であればフッキングしてすぐにリーリング入れるようにハンドルを持ったまま右上方にアワせるようにしている。
P151「第3章 並木流 ルアー・アプローチ フッキング」より。
バスがルアーを食べた瞬間、右に反転する習性が備わってるというもの…。え?本当?という感じなのですが…事実なのか探ってみる事にしました。
ビックマウス・フォーエバーで観察
バスのバイトシーンが観れる動画と言ったらこれ!という事で「ビックマウス・フォーエバー」のDVDで観察です。今はYouTubeでアップされたものがありますね。まだ見たことが無い人はバスの習性がとても勉強になるのでオススメです。(DVDなら字幕が出ます)
約44分の動画なのですが、ルアーを泳がしている時のバイトシーンが全部で28回ありました。(反転せずにその場でモグモグしているだけのバスは数に入れてません)
その28回のうち、左に反転したのが10回。右に反転したのが18回。たしかに右に反転したバスの方が多かったです。
しかし、左に反転しているバスも多いじゃないかと思うのですが、映像を見てもらうと分かるのですが、障害物に隠れてたりして横から食ったときはその流れで左に反転をしています。しかしルアーを後方から追いかけて食うときはほとんどの場合、右に反転しているのが分かります。
この動画を見るかぎり右に反転する習性がありそうです。
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意識して右上方向にフッキング
画像はBassmaster.comからお借りしています。
バスが右に反転するという事は、自分から見てバスが左に反転するので、その方向とは逆の右にアワせた方が確実に掛かりやすいハズですよね。フッキングパワーの事も考えると上に合わせた方が強いので、並木氏が言うようにフッキングは右上方向にする事が理にかなってると思います。この事から考えると右ハンドルのリールで巻物をした方が有利だということになりそうです。
最後に…
フッキング方向のまとめとして、中距離〜遠投時などは右上方向にアワせる。対障害物などはバスが出てくる方向で変えるのが最もフッキング率が高くなる方向だということが分かりました。バスの口にしっかり掛けるためにもロングキャストした時などは意識して右上方向にアワせてみてください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。