この写真は、先日行われた「トヨタ・テキサス・バスクラシック2015」のマイク・アイコネリ選手です。ビックバスがとっても目を引きますが、左下のハサミ2つも目を引きます(笑)なぜ2つも?じゃなくて、左下のボートの上に乱雑に置かれたルアー達が気になります。さまざまなクランクベイト、ジャークベイト、ソフトベイト・・・これ程までルアーを交換しながら釣りをしているのに毎回驚かされます。(私が知ってる限りでは、多い時は倍以上転がってます) プラクティスなら色々試したルアーがボート上に多くなるのも分かるのですが、この写真は大会2日目が終わった時の写真です。(全3日間の日程) 大会中にもかかわらず、様々なルアーを使いながら、試行錯誤を繰り返しバスを釣っている。まさにプラクティスさながらの釣りです。
私がテキサスに行った時のお話を少し…
私が数年前の3月初め頃に、テキサスのレイクフォーク(今回の大会の湖)の近くで泊まっていた時のこと。数日は暖かく、Tシャツ1枚で過ごせるぐらいだったのです。しかし、コールドフロント(低気圧)が通った日を境に、一気にマイナスの気温まで下がりました。ツララができ、溜まっていた水は氷になり、Tシャツ1枚で良かった気候が、ダウンを着る生活に、たった1日で変わったのです。
変化にアジャスト
アメリカの気候はすぐに変化しやすく、その影響がバスのポディショニングにも、ものすごく影響してくるのです。冒頭のアイコネリの写真を見て分かるように、毎日の様に気候が変わりやすいアメリカでは、その日その日で、しっかりアジャストしていかないと、毎日の様にバスを釣ってくることが難しいのです。
日本の大会を見ていると、状況が変わってるなと分かる天気の変化でも、ずっと同じ釣りをしているのをよく見かけます。特にライトリグをひたすらシェイキングしてる…みたいな。なんか状況に合わせてやってると言うよりも、とりあえずノーフィッシュを回避するためにライトリグで喰わす…みたいな感じになってるのです。日本の釣りを批判する訳ではないですが、もっと大会でも様々な釣り方で釣ってくる所を見せてもらいたいものです。
少し話がそれましたが、世界のトップトーナメンターがやっているように、様々なルアーを使ってその状況に合わせてバスを釣っていくことができれば、多くのバスを釣ることができるはずです。バスのその時の状況をしっかり把握するためにも、様々なルアーをキャストしていきたいものです。
最後に…
ひとつのルアーにコンフィデンス(信頼)を寄せ1日投げ続けるのもバスを釣る上で重要な事だと思います。しかし、アイコネリの様に、様々なルアーを駆使して、毎日バスを釣り上げていくのも、またバスフィッシングをやって行く上で重要なんじゃないかなぁと、アイコネリの写真を見て思いました。
皆さんはどんな気付きがありましたか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。