テキサスリグでのフリッピング・ピッチングではよく貫通力の話になりますが、もうひとつフリッピングをしているときに大事だと思うことがあります。それは…
「回収力」
回収力とはカバーの中にルアーを送り込んでバスが食わなかった時の、ルアーの回収のしやすさですが、回収している時にカバーに引っかかったりして、回収しにくい物だとリズムが悪くなり釣れる確率がグンと下がってしまいます。
今回は貫通力が高く、回収力も高いシンカーである「レインのスリップシンカー」を紹介したいと思います。
スポンサーリンク
フリッピングは効率がモノを言う
障害物の中は想像している以上に暗く、バスも待伏せしている事が多いため、バスの目の前にルアーを落とさないと食ってきません。なので、写真のような広いヘビーカバーなどを釣る上では手返しの効率が高く求められ、次から次へと打っていかなければ、バスの目の前に落ちる確率も下がってしまいます。
例えば100回投げて1回バスの目の前に落ちる確率があるとすれば、1000回投げれれば10回バスの目の前に落ちる。しかし、カバーへの手返しが悪く、半分の500回しか投げれなければ、5回しかバスの目の前に落ちません。
なのでフリッピング(フリッピングに限らず他の釣り方でもそうですが…)では特にキャスティング数の効率が求められます。
効率を上げるには貫通力、そして回収力も必要
まずはヘビーカバーを貫通するには、比重が重い素材が有利なのでタングステン素材のシンカーを使います。そしてコンパクト(見た目に小さい)な物が抵抗が少なく貫通しやすいです。
そこでオススメの「レインのスリップシンカー」を見てみると、ラインを通す穴がとても小さいです。穴が大きい物と比べると、同じ重さでも穴が小さい方がコンパクトになり、貫通力が高いのです。
そして「回収力」が高い理由は、やはりその形状です。バレットタイプと呼ばれる物で、先が細い方が抵抗が少なくなり、スルッと出てきます。貫通力を上げるためにナス型の様な、先が太くなってる物がありますが、それだと回収する時に抵抗になり引っかかって出てこない事があるので、オススメしません。
浮き止めゴムの形状
回収力を更に高めるのが実はコレ。デコイのテキサスロックが、レインズのスリップシンカーと相性が良いです。回収力の中にもゴミが付きにくいと言うのも大事で、先がとんがってないウキ止めゴムだと、トロロ状の藻が絡んでしまったりする事が多くなります。
先がとんがっており、レインのシンカーとの一体感ある形状が、ゴミを拾う確率を下げてくれます。
オフセットフック
回収力にはフックも大切です。前からフリッピングのフックは、ストレートではなくオフセットのフックをオススメしてますが、オフセットフックを使う理由のひとつに回収力という事もあります。
ストレートフックは、どうしてもフリップしているとワームがボロボロになりやすく、引っかかりも多くなり、効率が悪くなります。オフセットフックなら針先を隠す事によりすり抜けもよく、針持ちも良いのでオススメです。
最後に・・・
レインズのシンカーは貫通力と回収力が上手くバランスが取れてて、フリッピングには理想のシンカーです。このシンカーを使う事によって、フリッピングが効率的になるので、バスの目の前に落とす事ができ、バイトのチャンスが広がります。
フリッピングをする時は、ぜひ「レインのスリップシンカー」を使ってみて下さい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。